ここ数年で人気急上昇中のビデオオンデマンド業界。
使い方によっては、レンタルビデオ店に行くよりも、トータルで利用料金がお安くなることも。
ただ、そうはいっても、毎月支払う料金はなるべく抑えたいところですよね。
今回は、月額料金が安い(ほぼワンコイン)の動画配信サービスのコスパについて、真剣に考えてみました!
目次
【安さ重視】動画配信サービスの月額料金を比較
※2019年2月2日時点の情報です。現在の配信状況・ラインナップは各VODの公式サイトで確認をお願いいたします。
月額料金 | 初回無料 | |
プライムビデオ | 400円(税込) ※年払いだと月325円 | 30日間 |
dアニメストア | 400円(税抜) | 31日間 |
dTV | 500円(税抜) | 31日間 |
ビデオパス | 562円(税抜) | 30日間 |
FOD(フジテレビオンデマンド) | 888円(税抜) | 1ヶ月 |
TSUTAYA TV | 933円(税抜) | 30日間 |
ビデオマーケット | 980円(税抜) | 初月 |
Hulu | 933円(税抜) | 2週間 |
Netflix | 800円/1,200円 /1,800円(税抜) | 30日間 |
U-NEXT | 1,990円(税抜) | 31日間 |
RakutenTV | 2,149円(税込) | 31日間 |
主要な動画配信サービスの月額料金・初回無料期間は上記のとおり。
安さ重視で選ぶとなると、このあたりですね。
・Prime Video(プライムビデオ) 400円(税抜)
・dアニメストア 400円(税抜)
・dTV 500円(税抜)
・ビデオパス 562円(税抜)
なるべく、料金と内容が見合ったコスパの良いサービスを使いたいところ。
ということで、それぞれ特徴を書いていきます。
dTV
コスパが良い動画配信サービス代表のdTV。
dTVの場合は、やっぱり12万作品が見放題できるというのが魅力。
ただ、作品数に関してはですね・・・もう正直に書いてしまうと、「カラオケ多すぎません?」ってのがあります。
実は、dTVの見放題作品のうち、約7万作品がカラオケ動画なのですよ。
まあ、他の動画配信サービスもそういう部分はあるので、配信数だけじゃ単純に比較できないのが難しいところです。
また、新作映画やドラマのほとんどはPPV(ペイパービュー)作品なので、追加課金が必要なんですよね。
だから、旧作メインで視聴するには良いのですが、最新の話題作を観ようとすると、結構お金がかかってしまうのが難点ではあります。
(ただし、人気の新作映画などは、どのサービスでもPPV配信がほとんどですし、これはdTVだけの弱点ではないかと)
先にデメリットを書いてしまいましたが、カラオケ動画が多いとしても、料金が500円(税抜)でこの見放題の数なので、やはりdTVはコスパが良いサービスだと思います。
特に、韓国ドラマや音楽ライブ、ミュージックビデオなどは、かなり充実してます。
dアニメストアで数が少ないキッズアニメが数多く配信されているのもポイント。
dアニメストア
こちらもdTVと同じで、NTTドコモのサービス。
長所はアニメがあり過ぎることで、短所はアニメしかないところ。
あ、でもアニメ関連コンテンツとして、アニソンやミュージカル動画や、人気声優が出演するライブ映像なども視聴できたりします。
追加課金の必要なPPV作品の割合も非常に少なく、最新の人気アニメ劇場版などが一部対象なくらい。
ほぼ見放題で楽しめるので、「ラインナップ一覧に載っていたのに見放題じゃなかった!」というがっかり感が非常に少ないのが良いですね。
深夜アニメや昔のアニメまで幅広くカバーされていますが、キッズアニメは少なめ。
アニメ放題やバンダイチャンネルなど、アニメ専門のサービスは他にもいくつかあるものの、アニメジャンルではdアニメストアが現在一人勝ち状態。
アニメ好きなら迷わず選んで大丈夫です。
ちなみに、dアニメストアには、同料金の「ニコニコ支店版」と「プライムビデオ版」もあるのですが、作品数の多い本家が基本的にはおすすめです。
※詳細はこちらの記事をどうぞ。
⇒dアニメストア for Prime Videoと本家を徹底比較!どちらを選ぶべき?
⇒dアニメストア本家とニコニコ支店どちらが良いの?オススメを教えます
ビデオパス
ビデオパスの見放題動画は1万本ということなので、他と比べるとちょっと物足りない。
ただ、dTV・dアニメストア・プライムビデオと違って、新作映画などに使えるポイントがもらえるんですよね。
見放題プランの月額料金が562円(税抜)で、540円分相当のポイントがもらえるということで、それを考えるとそんなに悪くないかも。
また、ビデオパスに加入していると映画館のチケット割引が受けられるのが魅力。
「TOHOシネマズ」や「ユナイテッド・シネマ(UNITED CINEMAS)」をよく利用している方は、結構お得な割引です。
ビデオパスに加入している本人だけではなく、同伴者も割引になりますし、祝日も使えるってのが嬉しい。
映画館が好き、話題作をネットでお得に観たい!って方は、ビデオパスがオススメです。
プライムビデオ(Amazonプライム会員)
プライムビデオ(Prime Video)も人気ですが、他のサービスとはちょっと異なります。
ネットショッピングでおなじみのAmazon(アマゾン)の会員サービスが「Amazonプライム」で、プライムビデオはその中のサービスのひとつ。
Amazonプライム会員になると、以下の特典がついてきます。
Amazonプライム会員特典
・配送料が無料になる
・お急ぎ便や日時指定便が無料になる
・Prime Videoが使える
・Prime Musicが使える
・Prime Readingが使える etc.
月額料金が400円(税込)で、年間申し込みだと3,900円(税込)。
めちゃくちゃ安いのに、配送料が無料になったり、本が読めたり音楽が聞けたり。
ちなみに、上に書いているのは特典の一部なので、他にもあれやこれやと特典があります。
私はAmazonでよく買い物をするので、お急ぎ便や日時指定便が気軽に使えるのが嬉しいですね。
Prime Readingで本もよく読みます。
買うまではしないけど、ちょっと気になるから読んでみる!っていうのが簡単にできるのが嬉しい。
Prime Videoに関しては、dTVやU-NEXTなどに比べると見放題の作品数は少なめですが、少し前の人気映画・ドラマなども適度に配信されており、コスパを考えると充分。
ラインナップの入れ替わりが他のサービスよりも激しいので、観たい作品は早めに視聴した方が良いかも。
【番外編】U-NEXT(ユーネクスト)


上記のサービスがどれもほぼワンコインだったので、それと比べるととても高く感じてしまいますが、「安くお得にVODサービスを使いたい!」という方には、U-NEXTも一度検討してみてほしい。
というのも、U-NEXTの場合はファミリーアカウント機能という、神機能があるんですよね。
ポイント
・1つのアカウントで複数端末が使える
・子アカウントで視聴制限・購入制限ができる
・同時視聴ができる(※同じ作品の同時視聴は不可、一部制限あり)
・視聴履歴はアカウント別
親アカウントの他に、子アカウントを3つまで作成することができ、家族でそれぞれ楽しむことができます。
視聴履歴などを共有せず、同時視聴もできるということで、複数人で使うにはめちゃくちゃ便利です。
雑誌も読み放題ですし、毎月1200円分のポイントももらえるので(※ポイントは共有)、新作映画やコミックなども楽しめます。
U-NEXTにはR指定作品やアダルトコンテンツも配信されていますが、親アカウントでしか視聴できないので、ご家族で使う場合は子アカウントを上手に使いましょう。


動画配信サービスは安い方が良いのか?
「安かろう悪かろう」とはよく言われるものですが、動画配信サービスの場合は一概にそうとは言えません。
もちろん、料金が上がれば上がるほど、配信本数や機能面で優れている傾向にはありますが・・・。
言ってしまえば、動画配信サービスに関しては、「このサービスを選べば最強!誰にでもオススメ!」っていうものが無いんですよね。
結局はその人にとって、観たいものが配信されているかどうか。
深夜アニメや人気アニメのミュージカルならdアニメストアが良いけど、キッズアニメならHuluの方が良い。
人気の新作映画を観るなら、ポイント付与のあるU-NEXTやビデオパス。
国内・海外ドラマ全般を観るならHuluだけど、韓国ドラマならU-NEXTやdTVの方が良い、などなど。
配信数だけでは分からない部分が多いですので、料金と内容が釣り合っているかどうかをしっかり確認する必要があります。
まとめ
今回の内容をざっくりまとめると、以下のとおり。
ポイント
「コスパ」という考えでいうと、ぱっと思いつくのはdアニメストアとプライムビデオかな・・・と思います。
動画の配信数って意味でいえば、量の多いdTV。
そして、家族で使うなら、配信数が多く高機能なU-NEXTが一番コスパが良いんじゃないか、という結論になりました。