VOD(ビデオオンデマンド)の中には、映画やドラマなどの動画配信だけでなく、本や漫画などの電子書籍を配信しているところも増えてきています。
そんな中で、dTVはちょっと変わった漫画の読み方ができるようになっておりまして。
今回はdTVのムービーコミックについてご紹介したいと思います。
目次
dTVのムービーコミックって一体何?
U-NEXT(ユーネクスト)やFOD(フジテレビオンデマンド)で配信されている漫画は、普通の電子書籍の形。
スマホやパソコンの画面をタッチして、ページをめくって読むスタイルです。
けれども、dTVの場合はムービーコミックというもので、漫画の内容が動画形式になっているんですよね。
読者(視聴者?)側は、ムービーコミックの再生ボタンを押したら、そのまま眺めるだけ。
ページをめくらなくても、コマがどんどん切り替わっていきます。
どんな感じかというと、こんな感じ。
▲『パーフェクトワールド』第1話(有賀リエ)
って、この記事書きながら、ついつい全部観ちゃいましたよ・・・(笑)
プロの声優の台詞と効果音、BGMが入っており、まるでアニメを見ているような感覚に。
ただの紙芝居というわけではなく、コマや背景が拡大表示されたり動いたり。
全てが白黒というわけではなく、アクセントとして適宜彩色されているので、思いのほか見やすいです。
1話はどれくらいの長さ?
先ほどご紹介した『パーフェクトワールド』の動画は1話で25分。
ざっと見た感じだと、15分くらいの長さが多かったです。
短いものだと、5分程度のものも。
話数は作品によりますが、200話以上ある作品もあるので、普通に全作品視聴しようと思うと、結構時間がかかると思います。
サクサク読み進めたい方は、倍速機能で1.5倍速にすると快適ですよ。(スマホ・タブレットのアプリで使えます)
dTVの漫画ラインナップ一覧【2019年1月】
※2019年1月19日時点のラインナップです。配信状況は変更となる場合がありますので、現在の情報は dTVの公式サイト から確認をお願いします。
『パーフェクトワールド』(有賀リエ)
『ういらぶ。-初々しい恋のおはなし-』(星森ゆきも)
『へうげもの』(山田芳裕)
『フラップラー刃牙』(板垣恵介)
『今日、恋をはじめます』(水波風南)
『あのコの、トリコ。』(白石ユキ)
『BE-BOP HIGHSCHOOL』(きうちかずひろ)
『好きっていいなよ。』(葉月かなえ)
『兄に愛されすぎて困ってます』(夜神里奈)
『PとJK』(三次マキ)
『胸が鳴るのは君のせい』(紺野りさ)
『バトルスタディーズ』(なきぼくろ)
『王様たちのヴァイキング』(さだやす+深見真)
『一礼して、キス』(加賀やっこ)
『未成年だけどコドモじゃない』(水波風南)
『花にけだもの』(杉山美和子)
『近キョリ恋愛』(みきもと凜)
『コスプレ☆アニマル』(栄羽弥)
『ココロ・ボタン』(宇佐美真紀)
『となりの怪物くん』(ろびこ)
『せいせいするほど、愛してる』(北川みゆき)
『わたしに✕✕しなさい!』(遠山えま)
『新宿スワン』(和久井健)
『進撃の巨人』(諫山創)
『モテキ』(久保ミツロウ)
『サプリ』(おかざき真里)
『アイアムアヒーロー』(花沢健吾)
『神さまの言うとおり』(金城宗幸・藤村緋二)
『先輩と彼女』(南波あつこ)
『寄生獣』(岩明均)
『うずまき』(伊藤潤二)
『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(青木琴美)
『働きマン』(安野モヨコ)
『午前3時の無法地帯』(ねむようこ)
『アロマチック・ビターズ』(桜沢エリカ)
『ロマンスの泉』(桜沢エリカ)
『ケセランパサラン』(桜沢エリカ)
『柴田さんちのエリザベス』(野口ともこ)
『アゴなしゲンとオレ物語』(平本アキラ)
『主に泣いてます』(東村アキコ)
『蟹工船』(小林多喜二)
『資本論』(カール・マルクス)
『熱いぞ!猫ヶ谷!!』(克・亜樹)
『みんな!エスパーだよ!』(若杉公徳)
『チェリーナイツ』(小田原ドラゴン)
『ユニコ』(手塚治虫)
『人間失格』(太宰治)
『レ・ミゼラブル』(ユゴー)
『戦争と平和』(トルストイ)
『ドン・キホーテ』(セルバンデス)
『グレート・ギャツビー』(フィッツジェラルド)
2019年1月19日時点で50作品以上配信されていました。
マイナーな漫画ばかりかと思ったら、アニメ化、実写化された有名作品もムービーコミック化されていますね。
けっして作品数が多いとは言えないところではありますが。
そもそも、アニメ化・実写化されるような人気作が見放題できるところって、読み放題専門のサービスでも、ほとんどない気がするので・・・。
月額料金が500円(税抜)と格安であること、メインコンテンツがドラマや映画ということを考えれば、充分ではないでしょうか。
現在のラインナップ確認はこちらからどうぞ。
⇒ 女性向けムービーコミック特集【dTV】
⇒男性向けムービーコミック特集【dTV】
地上波のアニメやスマホゲームで馴染みのある声優さんも参加されているので、声優ファンにもオススメです。
dTVの漫画の良いところ
コミック購入やレンタル・漫画喫茶よりも安い
マンガを全巻一気読みしようと思ったら、普通は何千円もかかってしまうもの。
コミックレンタルするにしても、漫画喫茶で読むにしても、それなりにお金がかかってしまいます。
けれども、dTVの漫画なら月額500円(+税)!
先程ご紹介したラインナップ一覧に入っている漫画なら、他の方法よりもかなり安く読めると思います。
見るのが楽
これに関しては、好き嫌いも分かれるところですが。
「漫画読むのはおもしろいんだけど、ちょっと疲れるんだよね・・・ドラマとかアニメは大丈夫なんだけど」という人もいらっしゃると思います。
私個人は、どちらかというと本や漫画を読みなれている方だと思うのですが、それでも、時々読むのに疲れてしまうときが。
自分から文字を読んでいくのと、動画に流れる音声を聴くのとでは、後者の方が受け身でいられる分、少し楽に感じられるかもしれません。
原作そのものを楽しめる
アニメ化された作品であっても、話数の関係上、原作漫画と違った展開にせざるを得なかったり、登場人物が変更となってしまったり。
内容が変わってしまって、がっかりすることも少なくありません。
ですが、原作漫画そのままのムービーコミックであれば、安心して読み進めることができます。
マンガを視聴するという新感覚体験
「漫画は紙で読むもの、電子書籍で読むもの」という意識が定着している中、ムービーコミックという読書体験は新鮮なものでした。
率直に言うと、合う人には合う、合わない人にはとことん合わない読み方だとは思います。
自分のペースで読み進めたい人、もともと書籍を読みなれている人だと、動画のゆったりとしたペースに合わせるのが難しく感じるかも。
ただ、「紙の本より動画、漫画を読むよりアニメ、文字を読むより声で聴きたい」というタイプには向いていると思います。
最近では、休みの日にはYouTubeの動画を観て過ごす人も多いですし、漫画の新しい楽しみ方として、ムービーコミックが注目される日が来るかもしれません。


\ドラマも映画も配信中!/